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アトピー性皮膚炎では、過剰にアレルゲンを避ける必要はない
そもそも、血液検査上牛乳にアレルギーがあったとしても、牛乳を飲んで下痢などのアレルギー反応を生じる方は多くありません。それは、牛乳のアレルゲンは胃腸で分解されてから、体内に吸収されるためです。そういった患者でも、牛乳と血液を直接反応させればアレルギー反応が起きます。(つまり、そばに含まれるある種のタンパク質など、消化されにくいタンパク質ほど食物アレルギーを発症しやすいのです。体調を崩して胃腸炎などの際に、消化が悪いために何かを食べてじんま疹を生じてしまうのは、これが理由です。)
本当に食物制限をしなくてはならないケースは多くなく、成長障害を引き起こさないためにも不用意な食物制限は避けるべきです。また、妊娠中、授乳中のアレルゲン(卵や牛乳)制限は無効と、大規模な調査で結果が出ています。アレルゲンを避けるという点では、住まいの掃除と片付けの励行、寝具のダニ繁殖予防だけでいいケースがほとんどです。
1980年代はアレルギー検査が普及し、厳格な食事療法がおこなわれた時代でしたが、現在では、少なくとも皮膚科領域では余程のことがない限りおこなわれないのが主流です。
- by admin
- 2008年05月12日 15:51

